シリーズ・サンタバーバラ(3)住宅事情を知る

シリーズ・サンタバーバラの第3弾はサンタバーバラの住宅事情を紹介しよう。サンタバーバラの住宅事情はとにかくひどいものである。町全体が観光地であると同時に、避暑地でもあるこのサンタバーバラの町には、海あり、山あり、ショッピングモールあり、おまけに高級住宅地があちらこちらに巣を作っている。有名人などの別荘などはあたりまえ。このような要素をふまえて考えれば、この土地がどれだけ高いかが住まなくても察しがつく。

では、例を挙げて見てみよう。たとえば、Studio(スタジオタイプ)はいわゆるワンルーム。部屋の区切りが無くとにかくドアを開ければそこが部屋、というアパートの値段を見てみよう。2012年3月現在、サンタバーバラ・ニュースプレスでのアパート情報面 [http://class.newspress.com/sect/rentals/3030] を見てみると、$900(1ドル80円計算で約72,000円)くらいからスタートしている。しかし、それでも安い方である。全般的に見てみると、やはり$1,000ドル前後(約8万円)の物件が多い。現在は円高ドル安のため、それほど高いイメージはないだろうが、世界経済が再び軌道にのれば、私が住んでいたことの為替レートは1ドル115円ほどであった。つまり、1,000ドルの家賃も11万5千円となり、現在の為替レートで比べると1ヶ月の家賃に3万5千円もの差が出るのである。留学するときは為替レートで大きく左右されることは常に念頭において置きたいものである。

次にOne Bedroom(ワンベッドルーム)の現状を見てみよう。私が初めに住んだアパートはワンベッドルームであった。そこの家賃もとてつもなく高かった。当時、為替レートが115円であったため、毎月家賃は$1,000(約11万5千円)支払っていた。しかし、この家賃を一人ではさすがにカバーできなかったので、ルームメイトとシェアーをしてその場をしのいだ。しかし所詮はワンベッドルーム。そこに一つしか部屋がないのでプライベートな場所などどこにもない。友達を呼ぼうにも自分の部屋がない。泊めてあげたくてもそんな余裕などない。そのうちにルームメイトとの関係が徐々に悪い方向へと進む。二人でシェアーをし、家賃を安くする一方、犠牲にしなければならないものも沢山出てくる。悪循環である。

やはりシェアーするならTwo Bedroom(2ベッドルーム)にした方がよい。家賃は1,500ドル前後なので二人でシェアーをしても一人頭750ドルである。そして自分のプライベートな部屋も持つことができる。これなら文句はない。だが、よく考えると1ヶ月の家賃が750ドルというのはやはり高い。しかし、これがサンタバーバラの現状なのである。

これから留学しようと思っている人、サンタバーバラに住むには家賃の心配だけでは済まないということを認識しておこう。家賃だけが毎月の支出ではない。いくつかのお金のかかる要素を紹介していこう。まずは光熱費。これはサンタバーバラでなくとも払わなければならないものだが、この出費がまた痛い。ケーブルテレビ代、ガス代、電気代、電話代、携帯電話代、インターネットをしているのであればもちろんそのお金も払わなくてはならない。ほとんどのアパートでは水道代は家賃に含まれているが、それを除いたとしてもやはり毎月の光熱費も相当なものになる。これもサンタバーバラに住む上で覚えておきたい事項である。おまけにアメリカは広い。その分、移動手段として車が必要になってくる。当然の事ながら車を持てば保険にも入らなければならない。毎日使うものだから当然ガソリン代も考えておかなければならない。定期的にスモッグチェック(必須)をしなければならなかったり、日本みたいに車検がない分、自己管理下で車を点検しなければならない。つまり、車検がない分、突然車が故障したり壊れたりする状況が生まれるということである。そのような最悪な情況を避けるためにはやはり定期的に自分でもそうだが、ディーラーに点検を頼むほうが安心である。安心=お金がかかる。また、最悪にも故障してしまった場合に備えてAAA(日本で言うJAFのようなもの)に加入しておいた方が利口である。本当に何があるか分らないのでAAAへの加入は絶対にしておいた方が賢明である。年間費もリーズナブルな値段なので利用しない手はない。

話が逸れてしまったが、サンタバーバラに住むということはもの凄くお金のかかることなのである。留学などの関係で住んでいる学生がサンタバーバラには沢山いるが、やはり家賃を含めたサンタバーバラでの生活費に関しては皆が口をそろえて「高い!」と文句を言っている。また、留学生だけでなく、別の州や町から来たアメリカ人でもやはり同じようにサンタバーバラの住宅事情には驚かされている。それだけよその都市と比べても比べようのないくらいの法外なリビングコストなのだろう。サンタバーバラに住もうと考えているのであれば、やはりお金の面では覚悟しておいた方がいい。

ちなみに、留学などでアメリカに来ている場合は学生ビザでアメリカへ入国しているわけであるがゆえ、「アルバイトをしながら勉強すればいいや」などと甘い考えをしているあなた、それは違法行為にあたるのでご注意を。学生ビザで入国した場合は就労ビザでないので働くことはできない。見つかれば日本への強制送還を強いられる。私も知人の間で、日本に強制送還された友達がいるという話を聞いたことがある。しかし、絶対に働いてはいけないという訳ではない。もちろん、例外もある。たとえば、大学などのキャンパス内であれば労働時間に制限があるが法律で許可されている(確か、1週間に19.5時間までしか働いてはいけないはずである)。しかし、キャンパス内でのアルバイトといっても働きたい学生との競争率ももちろん激しい。必ずしもアルバイトに就けるという保証はない。とにかく、留学に十分な費用があることが前提で行動をしないと後々困ることになるので気を付けよう。

シンタ

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シリーズ・サンタバーバラ(3)住宅事情を知る」への2件のフィードバック

  1. はじめまして、いつも楽しく拝読させていただいております。
    今年の夏から息子がサンタバーバラのカレッジに進学し、渡米する前から住宅事情が難しいと認識はしていたみたいですが、今で3ヶ月になりますが既に3カ所の引っ越しを経験しています。大変厚かましいことですが、良い下宿先などの情報ございましたら是非お教えくだされば有り難いです。

    • 金城さん、はじめまして、シンタと申します。早速ですが、渡米してから3ヶ月で3回引越しをされているとのことですが、私も2回ほどホームステイ先を変更したことがあります。なかなか自分が理想とするホームステイ先を見つけるのは至難の業ですよね。ご質問のあった「良い下宿先(ホームステイ先)」というのは正直なところ分かりません。私がお世話になっていたホストファミリーを紹介したいところではありますが、彼らもすでに80歳を過ぎ、ホームステイで学生を受け入れることはもう何年も前に辞めてしまいました。来月半ば、サンタバーバラへ2年ぶりにホストファミリーに会いに行きます。その際に何か情報があるか聞いてみます(あまり期待しないでお待ちください)。
      シンタ

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