2年ぶりの米国西海岸(1日目)

ケーブルカーの発着点であるPowell St.にて

ケーブルカーの発着点の一つ、Powell St.にて

2011年から毎年9月のシルバーウィークには有給をとって海外旅行に行くのがここ数年の楽しみであった。しかし、昨年の2015年4月から職場の環境がガラリと変わることとなり、そのため、これまでなかった8月の「お盆休み」というものが突如出現したのである。そして、その「お盆休み」により、9月の有給休暇(連休)が取りづらくなってしまったのである。まあ、自分の有給日数を減らすことなく「お盆休み」というくくりで1週間も休みがもらえるのだから、本来であれば嬉しいところなのだが、しかし、皆さんもご承知の通り、お盆の時期の旅行計画はなかなか難しいものである。まずフライトの予約をしようとも、ほぼ満席で、もちろんホテルもリーズナブルな部屋は即完売である。その上、「なぜこんなに?」と半ば苛立ちさえ覚えるほど値段が一気に高騰するのである。そんな時期に海外旅行に行きたいとは思えず、昨年は断念したのである。

しかし、今年は時期を年末の繁忙時期を外した日程で計画したため、問題なく久しぶりのプライベート海外旅行をすることができることとなった。そう、今日から8泊10日のアメリカ西海岸旅行である。数回に亘りこの旅行をシリーズでブログにアップしていくので、興味のある方はぜひとも立ち寄って読んでいったもらいたい。

そもそも、このブログを読んでくれているリピーターの方々はすでにお分かりだと思うが、私は過去に「カリフォルニア州・サンタバーバラ」というスペイン風の小さな町に留学のため8年間ほど住んでいたことがあり、いわば第二の故郷とも言える場所なのだが、今回はそのサンタバーバラを訪問し、当時お世話になっていたホストファミリーに会いに行く、ということを第一の目的としているのである。というのも、実は私は2度ほどサンタバーバラに留学したことがあるのだが、初めに留学したのが1991年から約2年間で今から25年前。ふた昔以上も前のことだが、その当時お世話になったホストファミリーは、後に私が2度目に大学留学のために再び渡米した際もお世話になったホストファミリーなのである。そんなホストファミリー(特にホストファーザーとマザー)はあの当時で結構なお年を召した方々だったため、元気なうちに会いに行っておきたいという私のわがままな希望で今回の旅行が計画されたのである。

とはいえ、貯まったマイレージを利用しての特典航空券予約だったこともあり、当初計画していたロサンゼルス空港(LAX)ルートではなく、サンフランシスコ空港(SFO)経由となってしまったのである。であれば、折角サンフランシスコに寄るのだからサンフランシスコを楽しまない手はないと思い、サンフランシスコ4泊、サンタバーバラ4泊にしてサンフランシスコでクリスマス時期を過ごす計画に変更した次第である。

AIR くまモン

さて、前置きばかりが長く、本編になかなか進まないので、そろそろ本編の話をしたいと思う。私は12月23日(金)の19時45分羽田国際空港発、JL002便でサンフランシスコへと飛び立った。日本とサンフランシスコの時差は-17時間(日本時間から17時間戻る)。現地到着までの所要時間は当初のアナウンスでは8時間15分と伝えられていたが、結局のところ、予定していた所要時間とほぼ変わらない9時間でサンフランシスコ空港に到着した。飛行中、何度も飛行機が揺れ、これまでに味わったことがないほどの揺れに、少々ビビったシンタだった。しかし、到着2時間前には軽食が提供され、それが上の写真の「AIRくまモン」だったので、そのお蔭で大揺れしていた時の恐怖感はすっかり忘れてしまったのである(←しっかり覚えてるし・・・)。

写真では少々分かりづらいと思うので、簡単に説明しておこう。まず、右奥の紙容器だが、これはよく中華料理をテイクアウトするときによく使用される容器で、この中には上下2段に分かれて容器が入っている。まず上段には焼きおにぎりがあり、それを中から脇にのけておく。そして下の段には春雨と野菜などの具材をあっさり味にし、とろみをつけたスープ仕立てのものが入っている。味のイメージはまさしく「八宝菜」である。まずはこの中身の春雨を食べ、そのあと、上段の容器に入っていた焼おにぎりをそのスープの中に入れてご飯を崩しながら食べるという、一度で2度おいしい、という食べ方を推奨していた。ちなみに、この食べ物は熊本では有名なご当地グルメの一つらしく、「太平燕(タイピーエン)」と呼ばれ、100年ほど前に中国から伝わったローカルフードとのこと。初めて食べてみたが、正直、新しさは感じられず、逆に言うと、全く違和感なく食べられた(イカなどのシーフードが入っていたのでそれは除いて食べたさ・・・イカ・・・少し噛んじゃったよ・・・(泣))。

そしてメインディッシュの太平燕の前にあるのが前菜サラダで、サラダの上には細かく裂かれたチキンがアクセントで乗っかっている。その上にはウズラの卵(ボイル済)が乗っているが、これは太平燕用とのことなので、ウズラの卵だけタイピーエンの容器へとお引越しなのである。何とも手のかかる軽食だ・・・(笑)。

それからその左にあるのはデザートの「くまモンカスタードケーキ」である。これはスポンジケーキの中にカスタードの入っているもので、日本人なら誰でも想像できる味である。以上が「AIRくまモン」の紹介だが、これは今年4月に起きた熊本地震の復興のためのプロジェクトの一環で行われているそうなので、シンタも心して、すべてを美味しくいただいた次第でありますっ!(思いっきりイカ残しとるやんけっ!)。

そして、あの大揺れにも負けず、飛行機が無事サンフランシスコに到着したのが現地時間の11時45分(日本時間は翌日(24日)朝4時45分)だった。それからすぐに入国審査を行った。まず、右手親指以外の4本の指の指紋を一気にスキャンさせられ、それから親指のみスキャン。それが終わると今度は左手も同様にさせられる。続いて顔写真を撮影され、それが終わると質問攻撃へと進む。それでも、問題なくスムーズに進むと2~3分程度で終わるので、時間的にはそれほどかからなかった。それにしても、この時期にしては意外とサンフランシスコ空港空いているんだな、と感じたのがとても印象的であった。

サンフランシスコ空港のBART駅入口

サンフランシスコ空港のBART駅入口

さて、預けた荷物も問題なくピックし出口を出た私は、右側奥へとずっと進んでいき、エレベーターで3階(一つ上の階)へと向かった。エレベーターを降りてすぐ左側には上記写真のBart乗り場の入り口がある。ここから市内へとレッツゴーなのである。

相変わらず「アホ」な券売機

相変わらず「アホ」な券売機

2年前サンフランシスコに来たとき同様、Powell Street Stationまで行くためチケットを購入するのだが、前回の時にも話したとおり、相変わらずこの券売機は頭が悪い。たとえば、私が行く目的の駅であるPowell Stationまでは料金表を見ると片道8.98ドル。日本の券売機ならば、いくら入れようが、機械が計算してお釣りを出してくれるが、この券売機は自分でその金額になるまで+/-をしなければならない。私の例の場合、8.95ドルのチケットを購入したいので、9ドルとりあえず現金を入れる。そして、左下のDのボタンに「Subtract 5¢」とあるので、そのボタンを1回押すと右上のEのボタンに表示されている「Print $9.00 Ticket」が「Print $8.95 Ticket」と表示されるので、それを確認したのちにEボタンを押すとチケットが出てくるのである。まさしく頭の悪い券売機である。残念ながら機械でいる意味を見い出せないのは私だけだろうか…???

チケットとその後ろには電車が・・・

チケットとその後ろには電車が・・・

それからチケットをゲートに挿入し出てきたらそれを受け取りプラットホームへと進む。これは日本とアイディアは変わらないが、日本の場合は歩きながらゲートを通過し、その先に挿入したチケットが出てくるのが一般的だが、ここのゲートは入れたところに再びチケットが出てきて、それを引き抜いてからゲートを通過するシステムになっているので慌てずに進むことを留意しておいてもらいたい。そして、5分ほどで電車が到着し、12時25分発の電車で30分かけて目的の駅であるPowell Street Stationに到着したのである。

Powell Street Station入口

Powell Street Station入口

やっとのことで駅に到着したと思ったら、結構な大雨がホテルへの行く手を阻んでいた。しかし5分ほど待つと、ピタッと雨は止み、そしてスーツケースをガラガラと引きながらPowell Streetを2~3分歩くとすぐに宿泊先ホテルである「Herbert Hotel」に到着した。このホテルも前回来たときに利用したホテルで、値段もさることながら、とにかく立地が最高なのである。

2軒隣にはスーパー「Walgreens」があり便利

2軒隣にはスーパー「Walgreens」があり便利

このホテルは駅から徒2~3数分の距離しか離れておらず、しかも2軒隣にはスーパーのWalgreensがあり、ここでほとんどの食材や薬、文具などが手に入るので大変便利である。ところで、Walgreensで一つ発見があったのでお伝えしておこう。私がビールを片手にレジに並んでいると、レジには横一列に10人規模のキャッシャーがレジ対応をしてくれていた。しばらく並んでいるとキャッシャーの一人が空いたのでそこでレジを済ませようと思いビールをカウンターに置いた。すると、「アルコールは販売できません」と唐突に言われたのである。私は少々いぶかりながら、「ならば、なぜ店に商品として販売しているんだっ?」と言い返したところ、「すみませんっ、そういう意味ではなく、私は年齢が若く、アルコール類の販売をすることが許可されていないので、外のレジで対応してもらってください」と言ってきた。もちろん説明された理由は分かるが、ならばアルコール対応レジとそうでないレジに分けるべきだろう、と心の中で真っ先に突っ込みを入れ、そして、相変わらず物事を効率よく進めるためにどうするべきか、ということを考えずに仕事している人間が多い国だな、と再認識したシンタであった。

Union Squareに設営されたHoliday Ice Rink

Union Squareに設営されたHoliday Ice Rink

その後、ビールをホテルの部屋の冷蔵庫に入れると、再び外へと繰り出し、夜のUnion Squareへと向かった。ホテルから2分ほどで到着した。広場にはクリスマスシーズンのために特設スケートリンクが設営されており、また、大きく立派なクリスマスツリーが街を見下ろすように立っていた。そして、長旅の疲れと、この幻想的な目の前の光景に夢を見ているかのごとく、ただ時間が過ぎていくのを感じながらぼーっとしていた。すると、私の鼻の上に何やら冷たいものが・・・。そう、ひとひらの雪がやさしく空から舞い降りてきたのである。私は肌寒いのも忘れ、ふと空を見上げ、そっと降り注ぎはじめたフレーク状の雪を体全体に感じながら、当たり前だが、今、自分が生きてこの場所にいるということが本当に嬉しく、そして幸せであるとさえ感じたクリスマスイブ前夜の23日の夜の出来事であった。理由は単純だが、幸せはどこにでもあるような気にさえしてくれたサンフランシスコの1日目の夜であった。

2年ぶりの米国西海岸(2日目)につづく

シンタ

 

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