恐るべし、ケープコースト!

アクラで宿泊したMovenpick Hotel

アクラで宿泊したMovenpick Hotel

ダルエスサラームに別れを告げ、最後の目的地、ガーナ(アクラ)へと向かった。今回のアフリカ出張(ケニア、タンザニア、そしてガーナ)は私を含め3人での出張だったが、タンザニアを出発するまでは特に大きな問題もなく過ごしたが、ここにきて、トラブル続出。

まず、ダルエスサラームを出発した私たちは、アクラまでの直行便がないため、ナイロビを経由し、そしてKQ(ケニア航空)でアクラへと向かったのだが、途中、ナイジェリアのラゴス空港で緊急着陸!?何かと思えば、燃料給油のためとのこと。「ふざけんな」という罵声が席のあちらこちらから聞こえてくる。

給油をしているあいだ、突然の緊急事態に備えてシートベルトは外しておくようにとのアナウンスが流れた。外していなくても、飛行機に引火したら結局一緒のような気もするが・・・。

そして、この緊急着陸のせいでアクラ着が大幅に遅れ、その日の午後に約束していたアポをキャンセルする羽目になってしまった。ラゴスで給油するなんて、聞いていなかった私は、CAに詰め寄り、「罵声+文句+etc」を言いたい放題。そして、特別に機外に出させてもらい、アポ先に電話をし、キャンセルをした次第である。CAの「私は悪くありませんし知りません」的な態度が私の怒りという名の火に油を注いだ結果である。

そして、30~40分経程経った後、飛行機は再び離陸し、そして1時間もしないうちにアクラの空港に到着した。

やっとのことで、到着し、いざ荷物を持って入国、と思いきや、私の荷物は無事であったが、同僚2名のスーツケースが紛失。しかも、彼らだけでなく、同便を利用した乗客20~30名の荷物も届いていなかった。これにはさすがの乗客もブチ切れ。そして私も参戦・・・←好きやな~

さて、すったもんだがあった後、カウンターで必要事項を記入し、荷物が届いたら連絡するので取りに来てください、と言われた・・・「はぁ(゚Д゚≡゚Д゚)?」冗談もいいかげんにしてもらいたい。私はすかさず「滞在先ホテルまで送れ!」と申し入れると、それはできないとの返答。呆れ返って言葉もでない・・・。飛行機到着が遅れ、さらに荷物も紛失。おまけに荷物は再び空港まで取りに来い???一体どうなっとんじゃ、ケニア航空!!二度とこんな航空会社使うかっ!、と心に誓ったシンタであった。

不快な気分で到着したガーナ・アクラだったが、迎えてに来てくれていた知人の顔を見た瞬間、怒りも半減した。そして一つはアポキャンセルしてしまったが、もう一つのアポのため、用意していた車に乗り込み、いざアクラ市内へと進んでいった。

気候はケニアやタンザニアより湿気が多い気がした。市内の様子は驚くほど近代的であった。もちろん市外はいうまでもなく、砂埃が舞う道路に平然と並んで商売しているお店や屋台。道路に出て車の間を抜けながら商品を売り歩く人が多く目立つ。頭の上に商品の入った大きな籠を乗せながらうまくバランスをとり歩いている。見ているだけで、首がどうにかなりそうである。

ケープコーストへ向かう途中で撮影。バナナ売ってるみたい。

ケープコーストへ向かう途中で撮影。バナナ売ってるみたい。

仕事も順調に進み、アクラで数日過ごした私は他の同僚2人と別れを告げ(彼らは先に日本へ帰国するのである。羨ましい限りである)、アクラから西へ車で3時間ほどの小さな街、ケープコーストへと向かった。これも出張の一環で行ったのだが、個人的にはもう行きたくない。というのも、宿泊したホテルには虫がいっぱい(ゴキブリ含む)、そしてヤモリまで登場・・・。

おまけに最もこの私を地獄のどん底に陥れたのは、日本に到着してスーツケースを開けたときのことである。何かゴソゴソしている気が・・・と嫌な予感満点で恐る恐る中身を取り出していくと、なんと!ゴキブリ出現!しかも生きてる!!L(>0<)」オーマイガッ!!!

すぐに叩きのめすと、スーツケースに入っていた洋服は全て洗濯機へ直行である。今思い返すだけでもゾッとするが、それにしても外来生物を連れて帰ってきた感は否めないシンタであった・・・( ̄□ ̄|||)ゴーン

アクラ市内で見つけた看板。安室ちゃん?

アクラ市内で見つけた看板。安室ちゃん?

最後に、全く関係ない話だが、アクラ市内を車で走っているとある看板が目に入ってきた。それが上の写真である。どうだろう、皆さん、この人見たことありませんか?本人とは言わないが、ちょっと安室ちゃんに似ていたので、記念に写真を撮ってきた次第である。えっ?似てない?失礼しました・・・(^_^;)

シンタ

サバンナ、タンザニア!

タンザニアと言えば日本人は「キリマンジャロ」や「サバンナ」、そして「ワイルドライフ=野生動物」という言葉を思い浮かべるだろう。前回のブログではケニア訪問について綴ってみたが、今回はタンザニアのダルエスサラームを訪問した時のことをこのブログに残しておきたいと思う。

ハイアットリージェンシーの客室

ハイアットリージェンシーの客室

今回のダルエスサラームの滞在中は、ハイアットリージェンシーを利用した。部屋はご覧のとおりベッドルームから風呂場が丸見えである。一人で使うには問題ないが、二人となるとさすがに考えものである。恋人同士ならいざしらす、そうでなければ結構イヤな造りである。もちろん私はシングルユースでの利用だったのでノープロブレムであったが。

さて、今回のタンザニア・ダルエスサラーム訪問は3泊となっており、前回のケニア・モンバサの2泊よりは少し落ち着くことができそうである。ケニアのお隣の国だけあって、気候はケニアとさほど変わらない。暑いが湿気があまりないことに気づかされる。

いつものとおり、仕事の話はあえてブログでは説明しないが、基本的に私のアフリカ出張の予定は朝から夜までびっしりと入っていた。しかし、ラッキーなことに(←ホンネ丸出し)、訪問予定先からの連絡で、アポをキャンセルしてもらいたいとのこと。どうやら病気で寝込んでいるらしい。よって、訪問は翌日に延期された。

ワイルドな道をひたすら進んでいく

ワイルドな道をひたすら進んでいく

てなわけで、この日の午後は急遽オフとなり、タンザニア人の知り合い数名とともに、ダルエスサラームから近いワイルドライフ国立公園へ案内してもらうことにした。「片道2時間だよ」と言っていたが、実際はなんと倍以上。しかも道路は舗装されていないところが多々あり、まさしくスギちゃん的に言うと「ワイルドだろ~」なのである。途中にサービスエリアがあるとは思えないと推測した私は、極力水分を摂らないようにした。そして無事4時間以上かけて目的地のHifadhi za Taifa国立公園に到着。

Hifadhi za Taifa国立公園

Hifadhi za Taifa国立公園

しかし、5時間かけてきたにもかかわらず、国立公園はもうすぐ閉園時間とのこと!

車はとりあえず国立公園内へと進み、来た道とは違う、別の公園出口へと続く道をひたすら走った。そのあいだ、公園内を走っていた車の中から私は野生動物を探していた。「4時間以上もかけてきたにもかかわらず、野生動物一匹も見ないで帰るわけにはいかん!」と心の中で叫んでいたが、野生動物と出会うのはそう簡単なことではないみたいだ。本当に何もいない・・・・・。

森の中に消えていく野生のキリン

森の中に消えていく野生のキリン

しかし、半ば諦めかけていた矢先、車の目の前を突然横切る大きな物体を私は目にした・・・親子連れのキリンだった。

シーンとしていた車内が突然のキリン出現に「オーっ!!こりゃすげー!本物だ!!」と大賑わい。その後もしばらく盛り上がりを見せていた車内だったが、それも国立公園出口ゲートを出るまでであった。そう、みんなリアルに実感していたんだ、これから4時間近くかけてダルエスサラームまで帰らなければならない、ということを・・・( ̄□ ̄|||)ゴーン

そしてやっとホテルに到着したときは、もうすぐ日が変わる時間であった。

シンタ