Golden Gate Bridge with California State Flag
今日でサンフランシスコ滞在4日目となる。明日はサンタバーバラへ移動の日である。よって、本日が最後のサンフランシスコ編となる。
さて、今日はBig Busを利用して、サンフランシスコの対岸にあるサウサリートという小さな町に向かうことにしていたのだが、どうも気分が乗らないので、とりあえず朝は(また)ゆっくり起床し、いつものごとく支度を済ませ、ホテルの目の前のPowell St.とO’Farrell St. の交差点でケーブルカーに乗り、Hyde St. へと向かった。
今日がサンフランシスコ最終日ということなので何か特別な事がしたいと思いながらフィッシャーマンズワーフをぶらぶらと散歩していると、アルカトラズ島ツアーのチケットブースが目に留まった。しかし、アルカトラズ島はこれまで何度も行っているので、特に興味も湧かず素通りした。
このボートでクルージングするのだ!
それから次にRed and White Fleetというクルーズツアーのチケットブースが目に留まった。ブース脇の大きな看板には分かりやすくクルーズマップが描かれていた。ゴールデンゲートブリッジの下まで行って戻ってくる1時間周遊クルーズの「Golden Gate Bay Cruise」やゴールデンゲートブリッジとベイブリッジの両ブリッジを巡る1時間30分の周遊クルーズ「Bridge 2 Bridge」などがあった。「これはなかなか面白そうだな」、と(やっと)興味をそそられたシンタであった。
季節にもよるが、1時間の周遊クルーズは一日に8~10本程度運航しているので比較的チケットは入手しやすいが、チケットを購入してすぐに乗船、という具合にはなかなかいかないため、出航時間指定で早めにチケットを購入するほうが賢明とのことだった。
「Bridge 2 Bridge」クルーズのチケット
さて私はというと、折角なので1時間30分の周遊クルーズ「Bridge 2 Bridge」に申し込むことにした。しかしこのクルーズ、一日に2本しか運航しておらず、12時もしくは16時15分発とのことだった。どちらでも一緒だとは思ったが、一応どちらの時間がおすすめなのかを案内係に聞いてみた。すると、冬の日没が17時頃とのことなので、16時15分発に乗船すると、デイタイム、サンセット、そしてナイトクルーズの3つの異なった情景の変化を楽しめることができるとのお墨付きをいただいた。よって、私は迷わず16時15分発の「Bridge 2 Bridge」ツアーを申し込んだのである。
チケット購入後、わたしは簡単にブランチを摂り、その後、昨日購入したBig Busチケットを片手にサンフランシスコ観光を楽しんだ。この時期だからなのか、どこも道路がかなり混んでおり、フィッシャーマンズワーフに余裕で戻ってこれるように計算したはずだったのだが、結局16時10分にバスが到着。そしてダッシュしてクルーズ乗り場に向かった。幸いまだ乗船する人々が列に並んでいるのが見えたので、そこからはのんびり歩いて乗り場まで向かったシンタであった(デブだから走ると心臓に悪いし ← だから、痩せろっつーの!)。
そして16時20分、5分ほど予定より遅れて出航!まずはゴールデンゲートブリッジへとボートは進んでいく。30分程かけてゴールデンゲートブリッジ周辺にたどり着いた。この時点ではまだ空は明るく、風も気温もさほど厳しくなかった(本日のブログのトップ写真)。
Golden Gate Bridge with Sunset
そしてボートがゴールデンゲートブリッジを通過すると、突然アナウンスや乗船していたスタッフから「船が右に旋回しますよー、何かに掴まってくださいー!」と注意が促された。船首で撮影していた私は、旋回後すぐに船尾へと移動した。すると、いつの間にかゴールデンゲートブリッジに力強い夕陽が映っていたのである。私は何度もシャッターを切り、この素晴らしい景色をファインダーと肉眼の両方に焼き付けたのである。
それから間もなくしてアルカトラズ島のすぐ脇をクルーズ船がかすめるように通り過ぎた。途中、写真撮影がし易いようにと、スピードを落としてくれた。船長の心意気に感謝である。再びエンジン全開に進んで行くと、今度は左手にエンジェル島が見えてくる。私はまだこの島に行ったことはないのだが、どうやら観光地の一つとして紹介されているとのこと。
Bay Bridge and the City of San Francisco (Magic Hour)
続いて進行方向右側にはサンフランシスコの街並みが夕焼けに染まっており、正面にはベイブリッジが見えてきた。それから間もなくベイブリッジに差し掛かるころには辺りがマジックアワーに包まれ、日没後の青紫色の薄明かりの状態が、点灯したばかりのベイブリッジとサンフランシスコの高層ビルのライトとで相まっていた。感動の一瞬である。
Night View of the City of San Francisco
そして再びクルーズボートが旋回し、ゆっくりとサンフランシスコの街の夜景を滑るように横切りながら1時間30分の「Bridge 2 Bridge」クルーズは終了した。
正直ここまで感動できるとは思ってもみなかったので、一眼レフを持ってくれば良かったとつくづく後悔するシンタであった。
2年ぶりの米国西海岸(5日目)につづく
最後に、このクルーズツアーのオフィシャルサイトを参考までに:
https://www.redandwhite.com/
シンタ