長かったアメリカ西海岸旅行も今日が最後である。明日になればまたサンフランシスコを経由し日本/羽田国際空港へと飛び立つのである。最終日ともなれば結構後ろ髪引かれるのではないかと思っていたが、実はそれなりに満足した時間を過ごすことができたので、帰国するのも然程嫌ではない気持である。まあ、一番の目的であったホストファミリー(ホストファーザーとマザー)との再会が果たせたのでそれが一番良かったと実感している。彼らも80歳となり、ホストファザーの方は体もよぼよぼで、歩くのもままならず、また、認知症の初期症状のため何をするにもすぐに忘れ、同じ質問を何度も何度も繰り返し訊ねてくる。そもそものところ、私の存在自体は覚えていてくれていたのでそれは良かったが・・・(^_^;)
さて、最終日の今日はまずArroyo Burro Beach(アロヨ・ビーチ)に行くことにした。このアロヨ・ビーチはこじんまりとした断崖の切れ間に作られた可愛らしい隠れ家的ビーチである。ビーチには公衆トイレ、シャワー、ピクニック用テーブルなどの設備があり、また、Boat House Restaurantという名のビーチサイドレストランもある。以前私が住んでいた頃はThe Brown Pelican Restaurantという名だったのを今でも覚えている。ここは朝食、ランチ、そしてディナーを提供しており、常に沢山の客で賑わっている人気のスポットなのである。
ちなみにこのビーチはサーフィンをする若者達にも人気のスポットなのである。私はサーフィンをするわけではないが、聞くところによると、いわゆる”風”がいいらしい。確かに波が他の場所よりは強いように思われる。サーフィンをする人は一度試してみてはどうだろう。
また、このビーチの駐車場だが、隠れ家的なビーチにもかかわらず、実は結構人気があり、その割には駐車場のスペース自体はかなり狭いとくる。これがこのビーチの欠点である。車で来てもパーキングするまでに結構待たなければならない時がたまにある。しかしここは辛抱強く待とう。ちなみにパーキング料金は無料である。
余談だが、このビーチはHOPE RANCH という高級邸宅が密集するエリアのすぐそばに位置する。ビーチからの帰り道にHOPE RANCH のエリアをドライブしてみるのもなかなか興味深いのではないかと思う。大邸宅を垣間見ると、やはりサンタバーバラは裕福な人々が住む町なのだと改めて感じるのではないだろうか。
さて、アロヨ・ビーチを後にした私が次に向かったのがSanta Barbara County Courthouse(サンタバーバラ郡庁舎)である。もっと言えば、ここは郡庁舎であり裁判所でもある。そしてこの建物はサンタバーバラでは有名な観光名所の一つでもある。この建物はサンタバーバラ市内のどの建物よりも高く、エレベーターで時計台に上ることもできる。入場料はもちろん無料である。時計台からはサンタバーバラの町が360度見渡すことができ、そこから海側方面を撮影したのが上の写真である。ちなみに、この裁判所についての詳細は以前、「サンタバーバラ観光(郡庁舎)」で紹介しているので、そちらを参考にしてもらえればと思う。以前書いたものなので、情報についての更新がなされていないのが目についたのでここに追記しておくが、郡庁舎内ツアー(英語)は毎日午前10時30分の1回だけで、土・日は午前10時30分と午後2時からの2回ある。時期によって変更するとのことなので、行く前に事前に確認することをおすすめする。
そして郡庁舎を後にすると、今度はダウンタウンへと繰り出し、最後のショッピング(おみやげ)をしに行った。サンフランシスコで有名なGhirar Delli のチョコレートだが、サンフランシスコで買わずとも、カリフォルニアであれば大概どこのスーパーでも手に入るので、ダウンタウンにあるスーパーRalphs(ラルフス)でまとめ買いした。どうせ帰りにサンフランシスコ空港を経由するので、そこで買ってもよいのだが、事前に購入してスーツケースに入れておけば断然楽である。また、カリフォルニアといえば老舗チョコレートショップ、See’s Candies(シーズ・キャンディ)も有名で、サンタバーバラダウンタウンのPaseo Nuevo ショッピングモールにも店を構えているので、そこでも複数お買い上げ~。さらに、カリフォルニアと言えば「Pistachios(ピスタチオ)」も人気があり、土産には最適である。これは家の近くの「Trader Joe’s」で購入した。ここのエコバッグもなかなか人気があるので、いくつか購入した。
そして家に戻ると明日の帰国の準備をして、その後、5時45分に予約していたGoleta BeachのSeaside Cafeにホストファーザーとマザーを私の運転で連れて行き、最後の夜のディナーを摂った。二人とも楽しそうに食事をして、短い期間だったが会いに来てくれたことに対し本当に嬉しかったと言ってくれた。私も何となく親孝行ができた気がして少し嬉しかった。そして、また機会を見つけてここサンタバーバラに来ることを誓うシンタであった。
ということで、8日に亘って今回のブログを書いたが、本日でこのシリーズはおしまい。明日は帰国だけなので然程書くこともないだろう、ということで、読んでくれた方々、本当にありがとうございました。不定期に更新するこのブログはこれからも続くのでどうぞよろしく。
シンタ