サンフランシスコ(3日目-ヨセミテ国立公園1泊ツアー)

ビスタポイントからトンネルビューを眺める

ビスタポイントからトンネルビューを眺める

9月14日(日)

今日はサンフランシスコからバスで4時間ほどのヨセミテ国立公園へ向かうべく、朝5時30に起床。手際よく出発の準備を整えホテルをチェックアウトし、ホテル前で6時20分に来る予定の迎えのバスを待った。驚いたことにバスは時間通り到着し、その後バスはサンフランシスコ市内のホテル数箇所を廻り他の参加者をピックアップすると、ピア41へと向かった。ピア41では全員がバスから降り、ツアー参加者への資料等の配布などが行われた。そして参加者は別のバスに乗り換えていざヨセミテ公園へと出発したのであった。その時間、朝の7時20分。

大型バスの車内はツアー客でほぼ席が埋め尽くされていた。日本人も10名ほど乗っていたがそのほとんどがグループで来ていた。そんな中、私の席の左後ろに座っていた一人の観光客。どうみても日本人のようだが、あまりこちらから話しかけてもなぁ、という気分だったので、特に話しかけることもないまま時は過ぎ、そしてバスは2時間後の9時25分にトイレ休憩のため一旦停車した。皆バスから降り、ガソリンスタンド内の店で各々が好きなものを買っていた。私は朝食がまだだったため、ホットドッグを購入。パンの部分はもらわず、ソーセージだけもらった。糖質制限はこの旅行のあいだは忘れよう、と思いながらもついつい考えてしまう。習慣というのは本当に恐ろしい・・・。

トイレ休憩でバスは30分ほど停車していたが、10時に再び出発し、それから2時間後の正午にはヨセミテ国立公園内に到着していた。バスは公園内に入るとまずはトンネルビューを眺望できるビスタポイントに停車した。懐かしい風景である。というのも、ヨセミテへは過去数回訪れたことがあり、一度は留学時代にキャンプに来たこともある。その時は朝6時にキャンプ場を出発し、ヨセミテで有名なハーフドームの頂上までハイキングをし、再びキャンプ場に戻ってきたのが夜の9時、つまり15時間ハイキングをしたのである。今でもハーフドームの上から眺めた風景が脳裏に焼きついている。いつかまた登ってみたいと思いながらあれから20年以上が経った。それでもまだその夢は諦めていないシンタであった。

一枚岩のエルキャピタン

一枚岩のエルキャピタン

その後バスは公園内を移動し、今度はエル・キャピタンと呼ばれる一枚岩の前に停車した。これまた迫力があり、目の前にそびえ立つ岩壁が本当に表現できないくらい壮大である。この一枚岩はロッククライマーに人気があり、望遠レンズでみたらロッククライマーを見つけられそうな気もしたが、時間がなかったので写真だけ撮ってバスに戻った。

グレイシャーポイントツアーのチケット。41ドルもした。

グレイシャーポイントツアーのチケット。41ドルもした。

それからバスはヨセミテロッジへと向かった。そこで本日のツアーは終了。午後1時だ。その後は自由時間だったので、公園内の無料シャトルバスを利用しながら自分で観光してくれ、というスタンスである。私はまず、翌日のグレイシャーポイントへと連れて行ってくれるツアーに申し込むため、ヨセミテロッジ内のツアーカウンターへと向かった。ツアーは全てこのヨセミテロッジで受付し、バスやトラムの出発もすべてここから始まる。私がツアーカウンターで申し込んでいると、同じバスの左後ろに座っていた日本人らしき青年が隣のカウンターで何やらツアーの申し込みをしていた。しかし、どうやら英語が苦手のようで、悪戦苦闘していた。そこでお節介なおじさん(←私だが・・・)が、彼にまずは英語で、Are you Japanese?と聞いてみた。すると答えはイエスだった。そこで私は彼のツアーの申し込みを手伝い、それがきっかけで、この日の午後は二人で公園内のシャトルバスを利用し、一緒にミラーレイクまでハイキングをして回った。ちなみに彼の名前はMr. Kである。

ミラーレイク(水が張っていないが・・・)

ミラーレイク(水は張っていないがレイクなのだ・・・)

今回、私はこのヨセミテ国立公園の観光も楽しみにしていた。それは最近真面目に始めた写真撮影をするためだった。しかし、残念ながらこの9月のヨセミテはすでに雪解けの水が無く、ミラーレイクだけでなく、ヨセミテ滝、ブライダルベール滝など、有名どころの水場はすべて枯渇していたのであった(泣)。しかし、普段は水が張っているミラーレイク内を歩き、そこから見える周囲の景色を沢山撮影した。つまり、これは言い換えればなかなかできない経験であるとMr. Kと言いながら水のない悲しさを紛らわしたのであった。Σ( ̄ε ̄;|||・・・

ヨセミテロッジ正面を出て右方向に向かうとバス停がある

ヨセミテロッジ正面を出て右方向に向かうとバス停がある

それからふらふらと公園内を探索した後、私はMr. Kと別れ、6時発のヨセミテロッジから出ているYartsというバスに乗り、今夜の宿泊場所であるヨセミテ・ビューロッジへと向かった。時間にして30分ほどでロッジに到着。その後チェックインを済ませ荷物を部屋に置くと、敷地内にあるイタリアンレストランに行き、ビールとシーザーサラダを注文した(またシーザーサラダかいっ、という感じだが、実はこのシーザーサラダドレッシングはチーズが主でできているので、それほど糖質は多くないのである。また、チキンも胸肉のグリルを載せて持ってきてもらうので、これまた糖質制限食なのである)。

さて、糖質の話はさておき、注文したシーザーサラダが運ばれてきた。それには本当に驚いた。3人前は裕にあるほどの量だったからである。確かに大食国アメリカだが、これはちょっと頭おかしいんじゃねーの?と問いただしたいほどの量である。馬や牛が食うんじゃねーっつーの(怒)。しかしすでにサラダは私の目の前に・・・。仕方なく食べ始めてはみるが、やはり1/3ほどで腹も一杯になってしまった。そこで、ドギーバッグ(お持ち帰り用の箱)をもらい、サラダをそれに詰めると、部屋に持ち帰り、買っておいたビールのおつまみにしながらテレビを見てその日の夜を過ごした。そして、疲れがたまっていたのか、夜10時過ぎにはすっかり眠りについていた。

シンタ

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